六甲ミーツアート2013芸術散歩-まもなく終了

六甲山ホテルにて作品を展示中の、「六甲ミーツアート2013芸術散歩」今週末で終了です。

まだの方はぜひ!
私が滞在した頃はまだ夏でしたが、今は紅葉シーズン。秋の六甲山も綺麗なんだろうな。
今年は参加作家のクオリティも高く作品が充実していると思います。

六甲山ケーブルは9月の台風で運休しているので、バスかマイカーでどうぞ。
車なら一日ですべての作品を回れる規模です。
六甲ミーツアートのチケットを購入すると、作品が展示されているオルゴールミュージアム、植物園、カンツリーハウス、展望台の、すべての施設に無料で入れますのでとてもお得です。入場は一回限りのスタンプ制なので近くの方は数日にわけて行かれて各施設でゆっくり遊んでも楽しいと思います。
私が展示している六甲山ホテルはホテルですのでチケットが無くても入る事が出来ます。

また、六甲山ホテルではホテル利用のお客様用にJRの駅を結ぶバスがあるのでそれを利用するのも便利です。
レストランで食事をするとホテルバスの乗車券がもらえます。
ただし連休中はホテルはすべて満室で混雑が予想されますのでお気をつけください。

こちらでも紹介されています。
http://www.my-fav.jp/feature/58/

画像は下見の際の六甲山ホテル。ホテル正面にあるレストランから見た景色。神戸港が一望出来ます。ランチのパスタおすすめ!
他に六甲山上では、ガーデンテラスのジンギスカンパレスとオルゴールミュージアムのラクレットハンバーグもおいしいです。搬出の時にまた行くのが楽しみ。
ホテルのロビーにはシンボルの鹿の剥製。
私の作品はホテルのロビーと菜園に設置しています。
この菜園で取れた野菜がレストランで使われていて、菜園では私が作業している間にもコックさん達がひっきりなしに来られていました。薫製小屋とテーブルセットがあり秘密の庭みたいな雰囲気で、茂みの横にある穴のようなスペースから階段を下りて行くとぽっかり池があります。周りは木立に囲まれて忘れられたような空間で、人がイメージと向き合うのにとても良い空気が流れていて、作品を作るのにぴったりだと思い展示場所に選びました。
ぜひ訪れてみてください。




 


 

KAMIKOANIプロジェクト2013終了

KAMIKOANIプロジェクト
14日にフィナーレをむかえました!秋晴れの中、沢山の人にご来場頂き、棚田の杉舞台でライブとクロージングイベントが開催されました。
お世話になった村の方々に再会できて嬉しかったです。役場の総務課の方、文化財担当の議員さん、教育長さん、色々と作品制作に協力していただきました。村の方々、県庁や大学の関係者の方々、本当にどうもありがとうございました!おつかれさまです!
こういう、地域と密着した一人一人の顔が見える感じが他には無いディープなイベントになっていて、「村」という特別な場の持つ力が生みだす、大きな魅力であると思います。村には不思議な磁場がある。

経済効果とか地域活性とかアートプロジェクトには色々役割がありますが、この村をみているとこっちが心配になるくらいみんなそんな事無頓着で関係なくて、でもそれぞれが少しの日常の変化を楽しんでくれていて、みんなで楽しむ「祭り」それでいいんじゃないかなと思いました。経済より精神の活性化がアートの本来の一番の目的で、実は人が生きていく上で最も大切なものではないかと思います。そこが変われば全ての事は後からついてくる。全ては変わる。みんながここに来て「ああ、上小阿仁のあの空はきれいだったな〜」と日々のくらしの中で思い出すことから、世の中大きく変わっていくと思います。
 
美術の展覧会としても参加作品すべてに一貫したテーマがあり見応えのあるバランスのいい展示だったと思います。
各作家の作品の画像はまたまとめてUPしたいと思います。
ところで、いつも行っていた道の駅の食堂のお姉さんが、和太鼓チームの「鼓響」で出演されていて、演奏後に声をかけてくれてびっくり!
滞在中に村の踊りの会や番楽や伝統行事をいくつか見学しましたが、都会では崩壊している伝統芸能や技術が、さらりと日常生活と共存していてすごいなと度々思いました。
上小阿仁村かっこいい。w

なくしてしまったものがまだここにはある。
秋田県で最も高齢化が進む地域、過疎で消えゆく村と聞いてやってきたけど、来てみたら沢山の人々がみんな豊かにゆったり暮らしていて、行き詰まっているのはよっぽど都会の方じゃないか。


人が生きてきた道のりを振り返り、これから私たちはどう生きるのか?























もうすぐフィナーレ

KAMIKOANIプロジェクト2013、今週末でフィナーレです!
いま秋田へ向かっています。
秋景色の村はどんなだろう?
上小阿仁村、美しい村。素晴らしい夏休みをありがとう。
記録に少しずつ夏のレジデンスの写真をまとめて今後アップして行きたいと思います。




役場前の道の駅




























上小阿仁村、ブルータスで特集されました。

六甲ミーツアート芸術散歩2013

神戸の六甲山に来ています。

今日から「六甲ミーツアート芸術散歩2013」オープンしました。

私は六甲山ホテルに作品を設置しています。

六甲山ホテルのロビーと、ホテル駐車場横の菜園にある池に作品を展示しています。
ぜひご高覧下さい。

このクラシックな六甲山ホテルはとても魅力的な空間を持ち、まさに山への入り口、人と自然の接点となる場所であると思い展示場所に選びましたました。
六甲山ホテルのシンボルになっている鹿。ロビーには大きな剥製の鹿があります。
しかし、実際には六甲山には鹿はいないそうです。私にはそれが大変面白く思えました。人々が心の中に持つ、山に対するイメージや自然への畏怖の念が鹿と言う形に現れて象徴されている。実際にはそこにいないのに、人のイマジネーションと自然のつながりが一つの形に象徴されて現れているように思いました。私たちは日頃人工物に囲まれた都市で暮らし、自然とは断絶していますが、本当は自らも自然の一部でありその内側には自然が広がっています。

作品は、ロビーの中央に六甲山の山や動植物の風景を描いています。絵を見ると、描かれている世界と描かれていない壁であるべき場所が反転して、どこまでが絵でどこまでが現実かという境界が曖昧になります。作品は空間全体をキャンバスとして描き、建築空間全体を絵画空間にします。現実の3次元に想像上の2次元の風景を描き、またその2次元の世界には鏡により3次元が映り、空間は重層的になります。絵画から抜け出た鳥は飛び立ってロビーの吹き抜け空間を旋回し、鹿の回りを飛んで窓の外に抜けて行き、ロビー全体が森となります。
屋外の作品では、実際にはこの森にはいない鹿がイメージの世界から現れ、現実と非現実、自然と人工、内と外、二つの世界を絵画という穴を通してつなぎます。


今回描いた動植物のイメージは六甲山ホテルの豊島さんに相談して、六甲山で一番好きな野鳥を教えてもらったり、調べてスケッチしたりして描きました。六甲山を代表するあじさい、六甲山で発見されて幻の花と言われていた七段花という花を描いています。

ある日の上小阿仁

上小阿仁村の地域おこし協力隊の彼女が来てくれました。
彼女は私と高校も大学も同じというミラクル!京都から遠くはなれた秋田で。
後輩頑張ってます。

沖田面小学校のプレイホールの私の作品です。


黒板に描いた架空の楽園景色。その中に見る人と小学校の景色が映る。

黒板から飛び立つ鳥達は窓へ羽ばたいて行く。窓の外は本当に美しい杉林と山が広がっている。
空想や記憶と現実、過去と未来、2次元と3次元、二つの世界がいくつもの空間が人の心の中で一つになる。
作品「Mountain/Paradise/Boundary」
2013 Misa Funai @Okitamote-Kamikoani
 

ある日のKAMIKOANI

集落の中央を通って沖田面小学校へ続く道。激しい雨。

前が見えないくらい。

雨上がり、小学校の前庭。

今は使われていないプール。

レジデンスで使用中の教室。この部屋では同じレジデンスアーティストの衣川君が絵を描いています。
日比野さんのプロジェクト明後日朝顔がぐんぐん伸びています。

小学校エントランスの受付付近のレリーフ。この学校にあったレリーフ。
こどもとぶどうとウサギとさるくま。この絵は2階の美術室に残されていた油絵で、以前の先生が描いた物のよう。ここが合うと思い飾りました。いい絵ですね。


このレリーフ好きです。
毎日この前をたくさんの子供が通ってにぎやかだったんだろうな。

晴れました。きれい。



ちょうどうちの子と同じくらいかなぁ。

するとあれは私か。

北海道のヒグマと違って、この辺りのツキノワグマは小柄で、ドングリを食べる。
可愛いですね、見てみたいなぁと村の人に話したら、実際に会ったら大変だよ〜と笑われました。実際山の方に行くとあちこちに熊出没注意の看板があり、あわてて後日熊避けの鈴を買いました。






阿仁の打当温泉にあるマタギ資料館。
今回の滞在では秋田の海沿いを走らずに盛岡から田沢湖を抜けて中央の山間部を通って阿仁から上小阿仁村までやってきました。
阿仁は上小阿仁村のおとなりの北秋田市の地域です。
上小阿仁村の八木沢のマタギ集落はもともと山を越えて阿仁村から移住した人が開いたそうです。
伝統芸能の番楽も同じ物が伝えられて変化しているとのこと。
車で移動するには阿仁と上小阿仁の八木沢はめちゃくちゃ遠く、道路も市町村区分でも地域が違うのですが、地図で見てみると山を越えたらすぐ裏側で、なるほどなぁと思いました。いまの動線とは全く違うくらしの動線がかつては山の中にあったことを感じます。

山の動線と同じように、この辺りを見ていると川の動線も感じます。
川沿いに集落が発展していて、昔は川を使って木を運び重量な交通の要だったことを感じさせます。それが線路に変わり、道路に変わり。
そういえば友倉神社に行った時に、神社の意匠が竜の文様で、竜というのは大体水に関わる地域にまつられている図案なので、特に周囲に泉も滝も無くこんな山の中でどうしてかなぁと思ったら、下の集落の真ん中を流れる川の治水をこめたものだったようです。

阿仁地区には銅山があり、上小阿仁村はそこへ行く人足の宿場町でもあったそうです。
今回のレジデンスで宿泊している高橋旅館はその名残を残している村で唯一の老舗旅館です。

山があって、川があって、そこにあるもので人が暮らしてきた痕跡。

オープン!

秋田県上小阿仁村

KAMIKOANIプロジェクト2013

八木沢の庚申塚。後ろに見えるのは総合ディレクターの芝山昌也さんの作品です。

秋田杉の棚田舞台で盛大にオープニングセレモニーが行われました。
向こうに見えるのは草間弥生のカボチャ作品。中に入れます。

彫刻家の市川ジュンさんと作品。そしてその風呂に入る参加作家達。笑
そして風呂の火の番をしてくれている村の少年!


始まっております!

毎日とても美しい景色と出会い、とてもとても素敵な村の人達と出会い、
良い時間を過ごしています。

私は写真の八木沢集落から20分ほど離れたの中心部にある沖田面小学校で滞在制作を行っています。制作は山場を越えて、インスタレーションはほぼ完成し、今は村の自然をスケッチしてまわっています。帰るまでにそれを一枚の絵にします。

秋田の人は、笑顔が多い。秋田の中でもここが特別なのかもしれないけれど、一見朴訥だけどちょっと話すと皆さんパッと笑顔で明るい。独特のほがらかな気風を感じます。
他の東北の街と比べても、おおらかな感じがする。
10日がたちましたが、この村の人達が大好きになりました。
だれだネットにあんなこと書いてるやつ!めっちゃいいところやないか!
お医者さんの件は単に地理的な問題の気がします。

ところで私が持ってきたPC用のE-MOBILEが圏外で、他のみんなはiphone5でデザリング出来ているのですが非対応機種でつながらず、この素晴らしく面白い日々をなかなかアップ出来なくて残念です。
いまは村役場の前にある道の駅「かみこあに」でネットの作業をしています。
おいしい物がたくさんあって幸せ☆
馬肉どんぶりとほおずきジュースがおすすめです。

もうすぐアーティストトークがあります。
8月18日レジデンス会場の旧沖田面小学校にて。
道の駅かみこあにとは車で5分くらいのところです。
滞在制作をしているアーティストが作品制作や村でのレジデンス滞在について語りますのでぜひご来場ください!
 http://kamikoani.com/?page_id=801

お盆という事もあり毎日沢山の人にきていただいています。
昨日は100人以上の来場者があり、制作しながら沢山の来場者の方とお話しする事が出来ました。レジデンスでこんなに忙しいのは初めてです。w 地元の方、旅行の方、帰省中の方、様々な人と、この廃校になった山村の小学校という場でお話しする中で、自分自身も作品やライフスタイルの事を色々な観点から考え直すきっかけになり、面白く思っています。
 
引き続き、頑張って良い作品を作りたいと思います。

オープニング、八木沢分校会場での作家による作品解説の様子。


カフェは売り切れ、駐車場も満車。会場まで秋田駅から臨時バスが出ました。