kirakiraミーティング

今日は休みなので芸センの制作室に行こうと思っていたのだけど、
風邪がひどくてだめ。
風呂に入る。昼に風呂に入るのが好き。
家で仕事をすることにして、ステイトメントをまとめる作業に取り組むが、頭が回転せず…。本来理屈っぽいたちで、子供のころは国語が一番好きな教科だった私は、文章書くのはわりと得意なんだけど、今日はめづらしくまったくまとまらない。
頭が朦朧とする。しかし、ひとつ、普段は発言をさけていた深層に迫る言葉が出てきた。明日もう一度考えよう。
美術作品については作家が論理的にまとめすぎるのはよくないなと思っていて、わざとあいまいに書いたりすることもあるんだけど。朦朧としている状態も理性のめがねを外すという意味ではいいのかもしれないな。
あと、病気だと声が弱々しくなって人当たりが優しくてよい。笑

今日は名古屋の展覧会のミーティングがあり、夜出かける。
ニュートロンで待ち合わせ。
キラキラジェネレーションについて、ライターのSさんに文章を書いてもらうことをお願いしている。今日はそのためのミーティング。
三瀬君と山本君と私とで、共通する世代感覚について考えるところや、それが各自の思想にどのように反映され、どのように作品に昇華されているか、という話を順番にする。
団塊の世代ジュニアの私たち。
作品の形態や方向性は全く違うが、共通する世代感覚がそこには確かにある。
いくつか話の柱があって、日本画などに代表される古典と近代と現代の文化の断絶の話や、生まれたときから日常にあふれていて無視できない文化となっているTVや漫画やゲームなどのサブカルチャーの話(しかし無視されている。)、日本社会の経済成長がもたらした社会現象についての話など。
話し終わって、再確認したことがいくつか。
現代社会で生きている中で、世間で言われている現実と理想と自分自身との間にある、ギャップやズレが作品に反映されている。
生活において、美術界において、それまでの世代が作ってきたユートピアの中で、私たちはそのリアリティの無さと戦っているともいえる。
それが私たちの新たな表現の在り方や、作ることの動機そのものとなっているのは確かだ。

私は、つるつるぴかぴかの完成された綺麗で便利な人工物のあふれた世の中で、唯一、ここにいる意味を確認するひとつの手段として増殖しつづける生物や内臓や菌糸を描いている。それは見えない生き物である自分自身でもある。

日本の社会においても美術においても、物質を追い求めた世代が作った世の中で、物質にまみれて育った私たちだけれど、そこにも大切なものは無かった。大切なのは物質ではなく非物質の中にあるものなのではないかと私は思う。在ることではなく、無いことのリアリティ。
これって若い世代の作品においてあちこちで現れている重要な現象だと思うんだけど、どうして批評家でそこを書く人いないのかな。書けばいいのに。

ちょっと風邪も治ってきたみたい。
つづきはあした考えます。
おやすみなさい。

カゼとふすまとパーティ

風邪ひいた。
昨日雨に濡れたせいかな。
春の気候って苦手。
今日も強風土砂降り。朝から傘が裏返る。
表具材料卸の加徳さんが来るまで芸術センターの図書室で本を物色する。
鼻水が滝のように流れてトイレットペーパー片手にぼーっとする。
夕方、待ちに待ったふすまの下地材がとどいた。うれしい。
ひとまず、晩ご飯を食べて薬を飲み近くの大丸へ買い物に行き芸センに戻る。
大丸のサンリオで購入した「いちご新聞」と芸センの図書室で借りた「高松次郎の影のシリーズの図録」と「リヒター絵画論/写真論」を見比べつつドローイングしてたら、薬が効いてきて、机に突っ伏して寝てしまった。
8時、√rootsコーディネーターの山本さんが来て目覚める。
夜は芸術センター利用者の交流パーティがある。
7時から利用者会議があったのだけど寝過ごしてしまったみたい…。
せっかくなのでパーティへ。ご飯を食べて、同じ利用者の立体作家の人のアトリエを訪問したり。
たまたまレジデンスで滞在している外国人作家と少し話したけど、言ってることは聞き取れるのにしゃべろうとすると言葉が全く出てこないのに我ながら驚いた。あー。英語力がまたゼロに戻っている。使わないと言語データは消えるね。
忘却は人間の持つ優秀な機能です。

今日は強い雨。
午前中にHP関係のお手伝いの用事にひとつ出かけて、講師のお仕事の4月からの引継ぎ資料などもらう。
お昼からはギャラリーで小品展の搬出。
しいたけは大きく育っていた。
夕方からのバイトまで少し時間が空いたので、車で将軍塚に寄る。
ここは清水寺のさらに上のほう、京都市内が見渡せる高台で、大きな桜の木がある。さすがに今日は人がいない。
土砂降りの中、霧に煙る京都と散る桜を見て帰る。
自転車に乗り換えて派遣の仕事へ。傘が風で裏返る。
明日は襖下地が届く。
楽しみです。

名古屋

kirakira☆generation の下見に名古屋に行ってきました。

金曜の朝出て名古屋で一泊して土曜夜に京都に帰る。
まず展覧会を企画してくださったギャラリーRayを訪れる。
オーナーさんと山本太郎くんと3人で今回はミーティング。
連動個展の細かいスケジュールやプランについて話し合う。
そして空間を見る。
想像していたよりは狭かったけど壁は9メートルあって真っ白で十分な広さ。
台形で横長の少し変わった空間。
イメージをする。
大体決まる。
ウォールペインティングとインスタレーションをすると思う。
久々に音も使うかもしれない。
天井のレールの場所などを測る。
オーナーさんと昼食。
近くの名物店でどて丼という名古屋食をごちそうになる。
モツの味噌煮込みと串カツ。美味しい。名古屋感満喫☆
その後、オープニングパーティの時の第二展示会場となる
近くの民家を改造したカフェを下見。草もちとコーヒーをご馳走になる。
ここは明治時代に建てられたという和の建築です。このあたりはお寺の門前町でいい感じ。しかし名古屋は空襲があったのであまり古い建築は残っていないらしい。
ギャラリーに戻って展覧会資料をコピー&ファイルにセットして、
中部ぴあを訪問。太郎君の知人の作家Fさんに紹介していただく。
FさんはVOCAにも出品されていた平面作家さんで、私は始めてお会いしたのだけれど美人でとても素敵な方だった。
車では雅楽のCDが流れていた。笛を演奏されるそう。似合う。
ぴあでは太郎君は写真を撮られていた。今日も彼は着物です。

愛知県美術館で開催中の江戸期の絵画展を見る。
個人のコレクションなのだけれど量が膨大。軽妙な感じの掛け軸が多い。こんなにたくさんの軸装の展示をいっぺんに見るのは初めてかも。
表具の色あわせなど非常に洒落ていて、書画との関係性で時代感を感じるものもあり、いろいろと思うことがありました。図録では絵の部分だけトリミングされていることが多いけど、やはり表装も含めてものとして成立していて、すばらしい文化だなと思う。
常設点では20世紀の現代美術のコレクションが充実していた。ルイーズ・ニーベルソンにモーリス・ルイスなど久しぶりに見ることができてよかったです。現代美術館みたいですね。
安斎重男さんの写真で1970年の東京ビエンナーレの様子を記録したものがあって、興味深かった。ダニエル・ビュランが街の中に小さな縞々の布を貼っている所。当たり前だけど顔がすごく若い。
ソル・ルウィットが東京都美術館の展示パネルの穴につめものをした作品なんかも写されていておもしろい。その発想が時代に言わんとするところと今は無い手作り感がよかった。
かつての空気を感じました。いいね、あの時代って。
と思いつつ、私は今また違う空気を感じて作品を作る。
ちなみに私は1974年生まれ。

次の日はせっかくなので昨日頂いたぴあを片手に名古屋を見て帰る。
伏見のギャラリーを見てまわる。
面白いと言われる名古屋アート事情を見物。
あと、これまた面白いとうわさの名古屋食を見物。
味噌カツ定食、味噌煮込みうどん、ひつまぶし、手羽先、エビフライサンド、あんトースト、あんかけスパゲッティ。全部味が濃くてくどい。でも予想外に美味しい。このあふれんばかりのオリジナリティって一体何?
名古屋風ベタな喫茶店で名物あんかけスパを食べて、名古屋嬢の巻き具合をチェックしつつ、街を歩く。名古屋巻きは金の鯱に似ていた。
最後は名古屋の濃さに疲れて、避難するように京都にもあるお洒落カフェに入ってしまう。落ち着く…。負けたよ。
しかしそこでいい物を見つけた。購入。
今度の展示に使うかもしれない。
最後にもう一度ギャラリーに挨拶をして三瀬君のファイルを預けて帰る。地下鉄の電車に乗るとき列の後ろに並んでくださいって言われてびっくり。

織田豊臣徳川の御三家は名古屋人の誇りらしいですが、天下を取るための気質が少しわかったような気がします。
瀟洒で、くどく、独創性に富んでいる。
由緒ある芸術パトロンの地ともいえますね。私が好きな等伯も狩野派の絵師達も彼らの趣味のもとで描かされていたわけですから、よく考えると日本美術史にこの地方の人が残した影響と言うのも大きいかもしれないな。
徳川美術館にも行きたかったけどまた今度〜。

そんなわけでわらわは都に戻ったでおじゃる。

おでかけ



明日は朝高速バスに乗って名古屋に行きます。
夏の個展はどんな感じにしようかな。
空間を見て構成を決めます。
写真は2005年京都の個展の様子。

ところで最近のヴァージニアスリムのパッケージデザインって素敵だけど誰がやってるのかな?しかし今回の新製品はあまりにもディオールのパクリ過ぎない?http://www.kurayoshi.co.jp/whatsnew/0604new_sale.htmlガリアーノじゃないよな。
http://www.johngalliano.com/
だれか知ってる人いたら教えてください。

きのこる

これからしばらくは仕事を少なくして制作集中月間。
今日は夜、京都芸術センターで√rootsメンバーと集まってミーティング。
これまで毎回ディスカッションを重ねてきたこの企画。
それ自体が有意義で、目的でもある。
そろそろ全体のプランを固めて、作る作業に集中したいところ。

このメンバーとはアートに対する意識やテンションが近いので非常に有意義で面白い。そしてお互いに論理的に言いたいことをはっきり言うからすごく楽〜。そういうふうに話せる人ってあんまり居ないよね。意識が高いからだと思う。少々女子が強しだけど。(笑)チャーリーズエンジェル・フルスロットルです。
しかし、おもしろいアーティストって男性的な思考をする女性と女性的な思考のできる男性が多いなと思ったり。
一昔前のおっさん現代美術作家って自己顕示欲のためにひたすら人の意見の揚げ足を取るようなタイプが多かったけどそういう論議は何も生み出さないから馬鹿らしい。デュシャンみたいに頭がいい人なんてそんなに居ないんだから、それよりは感覚にひたすら忠実になれる人のほうがえらい。

昼はしいたけのせわをする。
先日、ネットで森のきのこ栽培セットというのを取り寄せた。
忙しくてすっかり忘れていて箱のまま置いてあったのを、
先週思い出し、あわてて開封するとすでにビニールの内側に小さい菌がびっちりできていた。キャー☆
それから一週間しか経ってないけど、もう立派なしいたけが。せっかくなので借りてるビデオに撮る。

しいたけ45

昨日展示した作品の展示チェックにギャラリーに行く。
今日はギャラリストのお誕生日なので花束がわりにしいたけを一株プレゼントすることにする。リボンをつけてラッピング。
スタッフさんに預けて帰る。

好きな人には自分の好きなものをプレゼントしがちだけど相手も好きだとは限らないから気をつけないとね。

こしいたけ45

コレクション展と散華

午前中voicegalleryのコレクション展の搬入。

車で河原町今出川まで行く道すがら、えらい混んでてちっとも進まない。
平日なのに何?と思ったら、桜が咲き始めていた。
世間は春休みラストスパートなのね。
蹴上〜川端通りはまだ5部咲きくらいかな。

今回展示している小品はパレスサイドの時に制作した鏡の作品「Nirvana 陰陽ドレッサー」と、ドローイング「パレスサイドの夜」と、そのシリーズの新しいドローイング1点「発芽鹿の森」。
ドローイングは小さな紙ですが、鉛筆や絵の具で描いているのではありません。紙のぺらぺらした物質性と絵画空間が、揺らぐところが気に入っている。壁に絵を作ってあります。
9日まで。

そのあと、法然院に行く。
roots展の作家の呉夏枝ちゃんとコーディネーターの山本さんと会う。夏枝ちゃんもvoiceのコレクション展に作品が出ていた。

観光シーズンの今、法然院では年に二回の一般特別公開をしている。いつもは入れない奥の部屋や茶室や庭や楼閣に入ることができる。
法然上人ゆかりのこのお寺は散華で有名。
インスタレーションです。
散華とは本堂のご本尊阿弥陀さまの前の須弥壇に生花を散らし置く行事。
季節によって置かれる花は違い、夏はアジサイ、春は椿。
花の数は25個と決まっていて25菩薩をあらわしている。
阿弥陀様と参拝者の間にある柵(←なんて言うか忘れました。)より向こうの須弥壇がある内陣は来世を表していて外側の外陣は現世を表しているとのこと。だから修行しているお坊さんしか内陣には入っちゃだめなんだって。
お坊さんはあの世とこの世の人をつなぐ役割をする「境界者」なのですね。
現代のアーティストと似ているな。

見なくてはと思っていた襖や屏風絵は、堂本印象さんや、桃山城から移築した狩野元信の襖絵がありました。構図や構成を簡単にスケッチする。
浄土宗のお寺と言うことで期待していた来迎図屏風は江戸時代とわりと新しいものでした。公開や収蔵していないだけで他にもあるのかもね。

庭が…すごくよかった。だめ。
各部屋から見えるすべての景色、完璧な構図でほぼ絵画。
音や水まで使った高度な空間構成インスタレーションであり、パノラマ絵画ですね。また、部屋の仕切りが現代の建築とは違うので、空間構成が豊かでくらくらする感じがありました。

パノラマといえば、稲垣足穂さんのお墓もありまして、最後におまいりしてきました。あと福田平八郎さんのお墓もありました。九州人で日展日本画創世記に重鎮だった画家。京都画壇に骨をうずめておられるのですね。尊敬しております。
なむあみだぶつ。

そのあと夏枝ちゃんとお茶を飲み、彼女を芸術センターまで送って帰る。
雨が降ってきた。
無性に眠くなり、途中で車を止めて個一時間ほど寝る。
休日ひとりでどこかに出かけて、雨や嵐の時に車の中で寝るのが好き。
いい感じなのでみなさんもやってみてください。

最適化

今日は久々の休み。
ホントは小品展の搬入があるはずで仕事をあけてたんだけど、
ギャラリーの都合で明日になったので、今日は空いた。

最近忙しかったので、
脳の最適化を行う。

泥のように昼まで寝てたら変な夢を見た。

昨晩、チャーリーズエンジェルをチラ見しながら√Roots展のHPのデータをやり取り。メールトラブルでデータを送っても送っても帰ってくる。何とか送れて色補正のチェックをする。
もうひとつ、6月から始まる名古屋の連動個展の共通タイトルが、
「キラキラジェネレーション」って言うんだけど、その会場ギャラリーを今週末に名古屋まで下見に行く件をやりとりする。
はじめ私の車で行こうっていう話になっていたのだけど、名古屋市内の運転が不安なのと値段が変らないのでやめてバスにすることになって、ネットで高速バスを調べてたら「キラキラ号」という真っ赤なダサいデザインの格安バスを発見。
あと、私は漫才師のチュートリアルの油ぎってるほうが好き。できるなら付き合いたい。
・・・ここまでは事実。(笑)

今日見た夢は、
作家や親戚が集まる飲み会でroots展とキラキラ展とについてネットを使って打ち合わせをしつつ、知らない誰かと激しい討論をして、そのうち酒が回って場もほぐれてきて、なぜかメンバーに居たチュートリアルの両方から言い寄られてどっちにするか迷う。そしてじゃあどっかにでかけるかということで遠くへドライブに。後部座席にチュートリアルを乗せて真っ赤な大型観光バスを私が運転して高速道路へ。行ったこと無い場所なので方向を間違えて、ターンするため駐車場に入るが、バスの車体が重くてブレーキ感覚がつかめず、必死でハンドルを切るもビルの壁にガリガリとぶち当たって激突。チュート福田に亭主面されてキレられ、そんな人と思わなかったとショックを受ける。
というもの...。
どうやら疲れてるみたいです。笑
癒されたいのねわたし。

人間は夢の中で日常で見た映像や感情や情報を整理して脳のバランスをとっているらしいですよ。
PCのデータをメンテナンスで最適化するのと似てるなと思う。

√roots〜私のなかの日本的なるもの〜
http://roots2006.com/パラの林さんデザインで、素敵なHPができあがりました。

今日はこれから、襖・表具・内装卸の会社にFAXしたり、キラキラ号を調べたり、明日のvoicegalleryコレクション展の用意をしたりします。