メタモルフォーゼと桃源郷



bunkamuraでの展示始まりました。
若手の現代美術作家をピックアップするミニ個展シリーズです。

今回はカフェのある大きなロビーでの展示ということで、
難しいなとは思っていたのだけど、
以前から公共空間での作品設置に興味があったのでいい経験になりました。
作品を見せるためだけにあるギャラリーとはちがって色々なものが干渉してくるので空間を作るのが難しい。
さらに大きなビルなのでいろいろと管理の制約もあり大変だった。
東急の担当の方や、企画のcoeartの方と話し合いながら作品を完成させることが出来ました。
ここ一週間はトラブル続出で倒れるかと思いましたが、
皆さんのおかげでなんとか設営完了!
プランニングの段階では悩みましたが、結果的にはなかなかよい空間に仕上がったのではないかと思う。

いい感じの浮遊感を生み出すことが出来たよ。
いつものように淡い色の作品で遠くから見るとほとんど白にしか見えないのですが、通る人が立ち止まって作品に見入ってくれていることが多くて嬉しく思いました。

都市の片隅で現代の桃源郷をひととき浮遊してください。




上 くちのなかにすむとり
下 メタモルフォーゼと桃源郷、Nirvana〜内と外〜

※せっかく来てくれたのにギャラリーart&claftの小品だけ見て帰ってしまった人がいたのですが、ロビーの作品がメインなので気をつけてくださいにゃ。

Bunkamura個展とアートフェアー

東京で個展します!

「メタモルフォーゼと桃源郷」
2月15日〜28日
場所:渋谷東急bunkamura
企画:coeart http://coeart.net/
ロビーで新作の展示と、ギャラリーで小品の展示販売をします。
新作は3メートルのドローイング。
気合入ってます。
ぜひご高覧ください。
1F ギャラリーアーツ&クラフト 
1Fロビー ギャラリープラス
http://210.150.126.198/shokai/gallery/index.html


同じ時期に、京都で開催される
京都の画廊主催のアートフェアーに出品します。

「京都ギャラリーアートフェアー」
2月16・17・18日10:00〜17:00
場所:京都みやこめっせ
voicegalleryより作品を出品します。
voiceは今回「線と円」というテーマで、
私のほかには田中敦子さんの作品やvoice一押しの若手作家のドローイング、また陶器を使ったインスタレーションの三木陽子さんの作品など。

忘れられない旅のあじ

台湾の夜市。夜市のオーギョウチ臭い豆腐
そこらじゅうにあるのがこの↑2店。
オーギョウチ(?)というゼリーと臭豆腐の店。
私は風邪ひいてたので臭豆腐匂わなかったです。
ゼリーの店はなんでカエル柄なんだろう…?
原料は植物で、カエルじゃないみたいです。残念。

台湾ではもっと素敵なお店で、ショウロンポーとか、トンポーローとか、ホイコーローとか、上品な美味しい料理をイロイロ食べたのですが、
それらの記憶をかき消す勢いで
一番記憶に残っているのが深夜に夜市で食べた↓これと↓これです。

淡雪
台湾名物かき氷!冬なので店はガラガラ。
氷自体が甘いミルクでできていて、予想をはるかに上回る美味しさ。
4人でひとつ注文して、全部食べるのは無理だから上だけ食べようと思ってたのに、気づいたら争うように全部食べてました。
ふ、ふわふわ…。淡雪…。
ウマー。

にく
あと、忘れられないなぞの肉。
ステーキの屋台。
なんかキッチュに豪華なかんじ。
これで400円ぐらい。
なんかこの肉、今まで食べたことのない感じで…。
すんごくやわらかい。
牛ではない。豚でも鳥でもない。羊、猪、ダチョウ、カエル…いや
今まで食べたどの肉ともちがう味…。
うーん。これはたとえるなら…ひと?
なんか、甘いようなけだるい味。
夢に見ます。

kingasinnen

あけましておめでとうございます。
2007年ですね。

ししまい

昨年は忙しく充実した一年でした。みなさまのおかげです。
京都と神戸と名古屋の個展、選抜展、T氏邸での壁画制作、パレスサイドホテル、√roots展、ふなばし現代美術展、シンポジウム、スパイラル、コレクション展…などなど。
呼んでいただいたところへ移動して、滞在して、いろんなものを見て、たくさんの人と出会って、語り合って、感じて、私の中に広がった世界を作品という形に作り出して、それをまた見てもらって、感じた人がいて、書いていただいたり、話してもらったり、しらない誰かの中に何かが広がっていく・・・。

最終的に作品を作り上げるのはひとりの孤独な作業ですが、
そこに到るまで、またその後、本当にいろいろなひとに支えられて
制作できている気がします。

去年は特にたくさんの重要な人と出会えた気がする。
そこで私が感じたことはまた作品に反映されてゆきます。
行ったことの無い場を訪れて感じたこと、出合った人から私の中に落ちてきた言葉。
そういうものによって私の世界は形成されています。
アーティストは特化した加工フィルターを持った入れ物のような気がする。
これからもそういう風に作品を作っていきたいと思います。

昨年はありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします☆

近所のパラダイス

写真は
1、昨年末の台湾旅行から連れ帰って来た人形劇のいぬ。
 正月に獅子舞を舞い歩きました。
2、昨年クリスマスに見つけた近所のパラダイス。
 パラダイスなんてどこにもない。

明日の大阪

大阪で開催中の「ニッポンvs美術 近代日本画と現代美術:大観・栖鳳から村上隆まで」。
出品者の山本太郎くん関連のトークイベントがあります。

現代美術の作家山本太郎くんは昨年、日本美術の中にある一つのジャンル「日本画」に関する問題提起の展覧会を企画開催しました。
「日本画ジャック」です。
私も企画の段階から参加しました。

明日のイベントではその出品者が集まって、日本画ジャック企画の思いや、それぞれの作品と日本美術との関係などを語ります。

ちなみに「日本画ジャック」という展覧会は、「日本画」に関係しているが全く違う方向性で制作されている作品達を集めて「日本画とは一体何か?」を問い直すというコンセプトで企画されました。
多様性を提示するために方向性がかぶらない作品が集められました。
なので集められた各作家の、日本画に対する立ち位置や考え方、方向性はそれぞれ違います。近代日本画に否定的な人もいれば、現代日本画の中にいる人も、さらに昔の古典絵画を制作している人もいます。私はというと、日本画で学びながら現代の日本画画壇からは全く離れていて、現代美術の作家です。現代美術の観点から自分のルーツを掘り下げるうちに、その一部として日本画や東洋美術をとらえなおすという作業をしています。
本当は団体展に所属している正統派日本画家の人にも参加してほしかったのですが、企画段階で断られて無理でした。
いろんな考え方があるので作品の方向性をダイアグラムにしたら面白いかも。w

というようにイベント内容の説明だけで既にややこしい話ですが…。

日本画というジャンルは明治に新しく作られたものです。現在、日本の大学や美術界には洋画・日本画・現代美術・古典絵画という価値観がまったく別の世界の話のように存在していますが、このような状況は現代社会が形成される過程と深く関係しています。

私達がこれからの現代絵画や美術を考える上で避けては通れないテーマなのではないかと思います。

明日のシンポジウムの場所です。
大阪フェスティバルゲート内 カフェ「ダーチャ」
http://dachadacha.exblog.jp/

予約制とありますが、今まだ空きがあるそうですので
当日直接来ていただいても大丈夫です。
わからないときはお店にお電話していただけるとよいかと。

「日本×美術展」キュレーターの三井さんも来ていただき、
初めに展覧会の企画意図などについてお話していただけるそうです。

12月の予定

今年も青山スパイラルのアートマーケットの季節。
私のぺインティング作品も販売されます。
masslessシリーズのドローイングと、透明のアクリルブロックのペィンティング作品などを出す予定。
興味のある方はぜひどうぞ。

去年までのtake art collection http://www.takeartcollection.com/jp/が今年から形を変えるそうです。以下詳細↓

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この度、スパイラル/株式会社ワコールアートセンターは、プレゼントに相応しい商品を集め、「アート」、「デザイン」、「キャラクター」のカテゴリーに分けて展示販売する物販イベント「GIFT, THE STORE –presented by SPIRAL ONLINE STORE」を2006年12月21日(木)から28日(木)までスパイラルガーデン(スパイラル1階)で開催する運びとなりました。
このイベントは、12月4日にスパイラルが立ち上げるプレゼント専門のショッピングサイト「SPIRAL ONLINE STORE」を企画したメンバーが、スパイラルを舞台に開催するもので、スパイラルならではの視点で選んだ商品をそろえる他、オーストラリアの若手シェフ、ビル・グレンジャーを起用したクリスマスディナーに代わる「クリスマスブランチ」や、ナイキ・ジャパンと合同で開催するチャリティ「nine million」など、新しい贈り物のあり方を提案します。
http://www.spiral.co.jp/pickup/index.html
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メガスター欲しいな。


シンポジウム

11月は私が参加するイベントが二つあります。
どちらも日本画関連のシンポジウムです。

日本画についてはやはり語らねばならない。
日本画に象徴される日本美術のひずみは明治以降の日本社会の近代化の反映です。
これは芸術の前線に関わる人だけではなく、すべての日本人の文化に共通する問題です。
いま「日本画」を考えることは、日本人がこれからの生き方を考えることにつながると私は考えています。
詳しくは会場で…。

まず、今週末は東京へ。
アート・インタラクティヴ東京で開催される
三瀬夏之介個展の関連企画クロストーク。

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会場:アート・インタラクティヴ東京
会期:2006年11月11日(土) 10:00〜19:30
第一部 作家との対話 18:30〜19:45 天野一夫と三瀬夏之介
第二部 クロストーク 19:50〜21:30 (今、なぜ描くのか?)
パネラー/三瀬夏之介、天野一夫、阪本トクロウ、山本太郎、 船井美佐
司会/中村ケンゴ
参加費:アート・インタラクティヴ会員無料(一般参加¥300)要予約
予約連絡先Tel / Fax : 03-3593-7274  
mail info@artinteractivetokyo.com
「日本画」というカテゴリーと自作の関係は?
評論家やキュレータ−と作家との関係は?
そしてなぜ今私たちは描くのか?
MOTアニュアル2006(東京都現代美術館)、日本×画展(横浜美術館)、日経日本画大賞展(ニューオータニ美術館)、日本VS美術(大阪市立近代美術館建設準備室)と近年頻出する「日本画」をテーマとした大型展覧会。
果たして「日本画」は美術の領域を越えた問題意識へと発展するのか?
一度は「日本画」の領域を通過した中村ケンゴ、三瀬夏之介、阪本トクロウ、山本太郎、船井美佐が語ります。
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そして月末は大阪にて。
昨年、山本太郎さんの企画で問題提起した展覧会「日本画ジャック」。
現在、大阪市立近代美術館心斎橋展示室で行われている企画展
「ニッポン vs 美術 近代日本画と現代美術:大観・栖鳳から村上隆まで」と連動して、「日本画ジャック」の参加者でアーティストトークを行います。
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タイトル:「日本美術をジャックせよ!秘密会議」
期日:11月26日時間は17:00から2時間程度
場所:「ダーチャ」大阪市浪速区恵美須東3-4-36 フェスティバルゲート内 Tel / Fax: 06-6636-277
料金:500円(ワンドリンク付き)
…この展覧会を企画した三井知行氏は以前にギャラリーをジャックしたと
いう一風変わった経歴の持ち主。「ニッポンvs美術」にも出品中の作家山本太郎。彼は昨年京都で 「日本画ジャック」という展覧会を企画した。「日本画ジャック」には 三瀬夏之介、船井美佐ら今をときめく若手作家も参加。彼らは「日本画 ジャッカー」と呼ばれ、一部の美術関係者の注目を集めることとなる。そのジャッカー同士が日本美術に対してトークで火花をちらす。
ディープな夜になること間違いなし。日本画、日本美術に興味がある方はぜひお越し下さい。
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解凍

もう冬ですね。
今朝は目覚めると空気が冷たくて、ひんやりした部屋の中で冷凍マグロのようにしっとりと寝ていました。

10月は今年に入って初めて、展覧会も発表の予定のある制作も無いひと月でした。
前半は仕事したり富士山行ったり滝行ったり洞窟行ったり露天商したり踊ったりBBQしたり。後半は仕事したり本読んだりマンガ読んだりテレビ見たりDVD見たり買い物行ったり習い事行ったり展覧会見に行ったり。
久しぶりのただ生活しているだけという状態を楽しみました。
ひたすら弛緩。

ひごろから絵は描いているのですけど、具体的に展覧会コンセプトが決まってそれに向けて制作が始まると、みごとに他の事が手につかなくなります。
7月に名古屋の展覧会が終わって部屋を掃除したのですが、梱包材だらけの台所を掃除してたらティーポットに醤油が入っていてなんでわたしこんなところに醤油いれたんやろ?と思ったらそれは4月に入れた紅茶でした。
嫁がほしいです。

10月は最近考えていた作品の新しい展開のためにドローイングをしていました。
まだまとまらないけどいろいろと気になるイメージがでてきています。

11月は再始動。
冬の間にもう少し形にしていきたい。
しばらく続けます。

最終的には作家は手で考えないといけない。




2006年7月 ギャラリーRay ペインティング作品設営の様子