愛が芽生える

今日も夕方芸センに行く。
ああ〜嫌だ!嫌だ〜!と思っていた木を切る作業もひとまずおわり。
昨日まで私がやっていた作業はどうやら余計なことだったみたい…。

今日は前から欲しかったトリマーという工具を買った。
それを使ってふすま下地に引き手用の穴を開ける。
ためしに一枚開けてみると、わりといけそう。
もう少し大きさを考えてから続きをやろう。

縁のカスを削ったりしているうちにだんだん下地板に愛着がでてきた。
昨日まであんなに嫌だったのに、かわいくてしょうがなくなってきた。笑
おお〜よしよしと思いながら並べる。

前田コーヒーにて遅い晩御飯を食べる。
かつてのあり方をチェックするために城と御殿の古本を見ているとき、
今回の襖の作品に関して「あの感じ」が到来した。
ピカー☆
制作室に戻ってスケッチする。

山楽の襖絵の引き手の位置を見ていて、引き手の位置と構図の関係が絶妙なのに気づく。
そしてやっぱり襖絵って開いていくところも意識して構成され、描かれている。建築の図面と比べて見てみると、隣の部屋とのつながりや、何に使う部屋かという空間演出効果、視線と動線と構図、などなどの関係が絡まりあって作られている。
それは襖絵の醍醐味だと思うのだ。
シンプルかつ多様。そんなありかた他にはないよ。
日本人って偉いな。

帰りに本屋による。少ししかない美術書のコーナーの隣に、漫画のコーナーの本棚が何列も続く。
ブラックジャックにドラゴンボールにナニワ金融道にベルサイユのバラに鋼の錬金術師に課長島耕作に…。
フト、ここにあるのって全部、現実じゃなくて誰かが徹底して作りこんだ空想なんだ。
と思ったらなんだか立ちくらみがした。
みんな膨大な量の空想に影響されて生きている。それって...

と、考えながらまた帰る。
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