六甲ミーツアート芸術散歩2013

神戸の六甲山に来ています。

今日から「六甲ミーツアート芸術散歩2013」オープンしました。

私は六甲山ホテルに作品を設置しています。

六甲山ホテルのロビーと、ホテル駐車場横の菜園にある池に作品を展示しています。
ぜひご高覧下さい。

このクラシックな六甲山ホテルはとても魅力的な空間を持ち、まさに山への入り口、人と自然の接点となる場所であると思い展示場所に選びましたました。
六甲山ホテルのシンボルになっている鹿。ロビーには大きな剥製の鹿があります。
しかし、実際には六甲山には鹿はいないそうです。私にはそれが大変面白く思えました。人々が心の中に持つ、山に対するイメージや自然への畏怖の念が鹿と言う形に現れて象徴されている。実際にはそこにいないのに、人のイマジネーションと自然のつながりが一つの形に象徴されて現れているように思いました。私たちは日頃人工物に囲まれた都市で暮らし、自然とは断絶していますが、本当は自らも自然の一部でありその内側には自然が広がっています。

作品は、ロビーの中央に六甲山の山や動植物の風景を描いています。絵を見ると、描かれている世界と描かれていない壁であるべき場所が反転して、どこまでが絵でどこまでが現実かという境界が曖昧になります。作品は空間全体をキャンバスとして描き、建築空間全体を絵画空間にします。現実の3次元に想像上の2次元の風景を描き、またその2次元の世界には鏡により3次元が映り、空間は重層的になります。絵画から抜け出た鳥は飛び立ってロビーの吹き抜け空間を旋回し、鹿の回りを飛んで窓の外に抜けて行き、ロビー全体が森となります。
屋外の作品では、実際にはこの森にはいない鹿がイメージの世界から現れ、現実と非現実、自然と人工、内と外、二つの世界を絵画という穴を通してつなぎます。


今回描いた動植物のイメージは六甲山ホテルの豊島さんに相談して、六甲山で一番好きな野鳥を教えてもらったり、調べてスケッチしたりして描きました。六甲山を代表するあじさい、六甲山で発見されて幻の花と言われていた七段花という花を描いています。

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