八木沢集落

7月7日に上小阿仁村に展示の下見に行きました。

その日は、KAMIKOANIプロジェクトに向けて、八木沢集落での大規模なお掃除ワークショップと日比野さんの明後日朝顔のプロジェクトが行われました。
県庁の方、村の方々、秋田公立美術大学の先生や学生さん、有志が総出でプロジェクト開催を進めておられました。
私は終盤から参加して見学させていただき、秋田テレビの取材インタビューを受けました。
暑い中大変な作業にも関わらず、皆さん生き生きと楽しそうにされていたのが印象的でした。

アートが地域と関わる事で、日常の中に非日常が生まれ、新しい観点がひらけること。
アーティストというのは社会の境界に立ち、フィルターとしてそれを提示する役割です。
一緒に新しい未来を作りたいと思います。

私もこういった場を訪れる事が出来る機会により、より深く自分の思索を深める体験が出来ます。

この企画を立ち上げられたのは、芝山昌也さんというアーティストで、総合ディレクター、秋田公立美術大学の准教授です。2年前に芝山さんが越後妻有の大地の芸術祭に参加された事をきっかけに、飛び地開催という事で昨年KAMIKOANIプロジェクトが開催され、非常に好評であったので今年から県の支援でアーティストインレジデンスと展覧会プロジェクトが毎年開催されて行く事になりました。
芝山さんは今年、秋田市内で開催される秋田アートプロジェクトと、山間部のKAMIKOANIプロジェクトの両方のプロデューサーをされていてとっても忙しそうです。今までゼロダテが有名でしたが、新しくムーブメントが起こっていて秋田が熱くなりそうです。

上小阿仁村八木沢集落の様子。

自然が美しく、素晴らしいところです。

八木沢


八木沢分校
こちらがレジデンスの沖田面小学校から車で20分、KAMMIKOANIプロジェクトの中心となる八木沢分校です。


明後日朝顔をみんなで植えました。





とってもいい絵だなぁ。

伝統芸能の八木沢番楽

村の位置はここ

みなさんおつかれさまです!

川をわたった向こうにひらける棚田。こちらでも野外作品が展開されます。
ステージが組まれ、音楽や伝統芸能のイベントが開催されます。


八木沢地図



その日の夜遅く、美しい秋田から東京に帰宅したとき、再稼働に揺れる新潟県知事の苦悩をよそに煌煌と走る山手線の昼のようなまぶしい駅の明るさと効き過ぎた冷房と、そこでしか生きられない自分も含めた現代人のあり方に本当に辟易とし、疑問を感じました。
いま、多くの場所でうしなわれていこうとしているかつての暮らしが、上小阿仁村にはありました。
私たちは近代化と経済成長の中で一見便利で豊かな暮らしを手に入れましたが、かたや置き去りにしてきた物や失ってしまったものも多くあり、その中に素晴らしいものや重大な事があります。
それらを比べて、そのどちらでもない、新しいやり方を作り出して行くこと。

KAMIKOANIプロジェクトでここを訪れる人にも、多分同じような事を感じてもらえるのではないかと思いました。






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