誕生日

どしゃぶり雨の中、パレスサイドホテルの搬入。

この企画はアーティストが一晩宿泊体験をして、それを基に作品を作るのだけど、この部屋は本当に居心地がよくてぬくぬくしてて、住みたくなる。
妄想も全開です。
収蔵作品の他に、ギャラリーの人のアドバイスで一時的に壁面にドローイングも加えることに決定。現地制作する。最近やっている作品シリーズで、紙を切って描く作品。線を描かないで紙を切り取って、抽象と具象の間・二次元と三次元の間に存在する空間を切り取るというやり方です。
私の非常に好きなリチャードタトルの作品で、壁にキャンバスを張っただけのやつがあるけど、それプラス、イリュージョンの問題って感じなのです。日本の美術品というのは西洋美術と違って、もともとそういう中間的な存在をしている側面がある。文様と絵画の境界線も西洋とは違ったありかたをしています。私はそれが面白いと思っているのです。

昨日は搬出の後、知り合いのディレクターの方にお借りしたデジタルカメラを返しに行ったのだけど、そこで思わぬ企画の話が2つほど持ち上がった。
以前から考えていた事といろいろとリンクする内容で、ものすごく楽しみ。
思いをめぐらせながら遠回りして帰ったら帰りに車をぶつけた。
一通と鉄骨のバカ。
なぜかいつも搬入前に事故る。
これを直したら今回いただいた制作費も消えるであろう。
日本の世間では、私のちっぽけな芸術よりも、カーコンビ二の塗装技術のほうが存在価値がずっと上だ。

しかしこれで厄払いが出来た。
明日は搬入だし、きっといい展覧会になるであろう。
愛少女ポリアンナばりにポジティヴシンキングです。
おかげで展示はわりと気に入った感じになりました。
ホテルの部屋で一人しずかに紙を切って、良い誕生日でした。
コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL